— 簪 —
髪飾りのひろがり
日本の髪飾りの起源である「 簪 」。
古代、大地に願いを込め先の尖った木の枝や動物の骨などを髪に挿したことが、髪飾りのはじまりといわれています。
江戸時代になると、象牙や鼈甲などを用い四季折々の花鳥風月に願いを込めながら装飾としての役割も強くなりました。大正時代には断髪やパーマネントの流行で、短い髪やパーマヘアに合う2本足の短いかんざしも生まれ、髪飾りは多種多様に広がっていきました。
古代の一本の細い棒から、時代の変化につれ役割や形、素材もひろがりをみせている髪飾り。 これからも続く身につける方と髪飾りとの関係を永遠を表す丸と捉え、玉をモチーフに、先人たちの想いをCazasiらしく表現しました。
多様なスタイルの方々と着物に寄り添い、身につける方と纏う着物の魅力を引き出します。
since 2016
